パウエル講演打ち消す「トランプ・スランプ」(NY特急便)
おはようございます。今日のニュースは米中貿易戦争についてです。
その問題の核心について整理したいと思います。
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このブログは、ニュースの解説と、その背景とか本質を、私見をまじえて解説していきます。
一方で相場の行方とかは、上記の個人投資家でも勝てる道で書いていきます。
そこでも書いているのですが、私はかなりの比重で空売りしています。
今週は戻り相場だったので、空売りは少々不利だったのですが。頑として空売りポジションを堅持していたので週明け大きな利益が出そうです。
どうして、そういうポジションがとれたかというと、問題の本質に近づいているからと思われます。
前置きはこれぐらいにして。1年前にトランプが貿易戦争を仕掛けたときに、アメリカが圧倒的に有利だなと思いました。
なぜならアメリカの対中国輸入と輸出を比較すると、輸入の方が圧倒的に大きいからです。
5500億ドルと1500億ドルぐらい違います。
そして問題の本質は「アメリカは中国を本気で潰しにかかっている」
と思っていました。ちょうど1990年に日本のバブルが崩壊させられたように、中国もやられているなという印象です。
1990年の日本はハイテクで世界を席巻していました。今の中国もハイテクを磨いていますし、当時の日本よりも、ずっとずっとアメリカにとって脅威だと思われます。
一路一帯政策で世界征服に進行していますしね。
で当時は共和党のブッシュにやられたけど、今はトランプ。トランプだから、ひどいということはなくて、誰が大統領だったとしても、同じようなことになっていたと思います。
アメリカンファーストを堅持するために成り上りの2位はぶっ潰すのが米国大統領の使命と思っていいでしょう。
とうとうトランプも本音が出てきて「中国なんていらない」なんて言い出しました。私の見方は正しいと思います。
ところが、トランプにとって厳しいのは大統領選が控えているということです。ここを、どう乗り切るかが、トランプの焦点となります。
それをもって「もう貿易戦争やめるだろう」と考えるのは、すごく甘い考えです。
そしてその甘い考えで逆張りしている人は相場で負けると思います。
私は、この難局を、利下げ→アメリカのマイナス金利導入 そして財政政策できりぬけると見ています。
パウエルも近々更迭するかもしれないですね。
中国は圧倒的に不利なのですが、中国は習金平という絶対的な指導者がいることです。
とても優秀でもある。
1990年にそんな優秀な日本の指導者はいませんでしたので、バブルが崩壊しても何もできなかった。
今の中国には優秀な指導者がいる。例えば中国の銀行の不良債権は、外資にどんどん売却されて切り離されている。
アメリカにいじめられて、成長率が落ちても、それでも6%成長しているのです。日本
から見たら、すごい好景気です。
だから中国は簡単に崩壊しないです。
むしろトランプがここで手打ちにしたら、1年が無駄になって、まじめにアメリカがやばくなってしまうのです。
もしかしたらリーマンショックみたいなことにならないと終わらないかもしれません。
とにもかくにも、持久戦で、しばらく続くでしょう。
それとトランプの次期選挙は勝つと思います。株価が下がっても。どうせ人のせいにするでしょうし、やはりこちらも指導者として剛腕ですからね。