マーケット関連ニュースのお届け

相場歴20年の個人投資家が株式関連のニュースと相場解説をお届けします

物価はなぜ上がらないのか アマゾン・AIで構造変化?


サラリーマン投資家ランキング

今日はニュースというより、経済の不思議についてです。

 

www.nikkei.com

このブログはニュース配信のためのブログで、もっと株式市場の濃い話は本丸のブログとなります。是非ご訪問ください

www.wininvest777.net

安倍政権の前(つまり民主党政権下)から、日本はかなりのデフレに苦しんでいた。

このデフレ要因は明らかで、お金が正常に回っていなかったから。

 

給料はどんどん目減りし、みんなが、すき家でご飯を食べていたら、経済は浮上しないのは明らか。

そこで、黒田総裁は、じゃんじゃんマネーを投入した。国債をかいまくって、金利を下げて、株を買い。

その効果は絶大で、経済は正常な状態に戻っていた。

 

ところが、物価は思うように上がらなかった。もともとデフレの反省から物価上昇が目的なので、目標値に上がらないのは失敗として受け取られても仕方がない。

 

そして物価が上がっていないのは世界的な傾向でもある。

 

その理由がわからない。リーマンショック前は、マネーを入れれば必ず物価が上昇した。

そのため、しばしばハイパーインフレーションを起こし、生活を著しく悪化させた。

 

今は空前のマネーを入れているのに物価が上がらない。

そこは何故かが議論のテーマにもなっている。

 

そもそも物価上昇のメカニズムは、セリのようなもので、需要が供給を上回れば、物価が高くなる。そうすると美味しいから供給が上がってきて、いずれ均衡する。

 

でも今は、そんな悠長な時代でもないでしょう。需要が上がりそうなら、即座に供給が反応する。それは高度にコンピュータ化されているし、マーケット情報は即座に反応する。価格が上昇する時間もないように思う。

そして、あっという間に物がいきわたる。もちろん物は壊れるので、一定期間に冷蔵庫は売れるだろうが、さらには売れないだろう。

 

物を売りたかったら、すごい革新的なものを売るしかない。そういうものは一時的にすごいプレミアムがつくのも今の現状。

 

肌感覚的には、物価が上昇しない理由はある。こうして物価が上がらないって、さらにどんどんマネーを供給している中央銀行がおかしくなったらと思うと怖い