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世界の銀行株が下落、逆イールドで業績悪化懸念


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こんばんは。今日の記事のネタは銀行についてです

 

www.nikkei.com

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世界が変わり銀行の役目が大きく減っていると思う。

すごい古い話ですが2003年に小泉改革のなかで、日本の銀行は巨大損失を出して大騒ぎになりました。

そこから、金融が正常化し、株価は10倍に。メガバンクは数千億円の利益が出せる状況に復活しました。

 

小泉首相の金融改革に批判的な意見が多いが、私は銀行を正常化した意味はとてつもなく大きく、あれがなかったら、今の日本はどうなっていたんだろうと思う。

10年間も不良債権処理で世の中がおかしかった。

 

なぜなら、企業にまともなお金が融資されないんですから。

私の友人はUFJ銀行不良債権処理の中枢にいましたが、ここまでひどいのかと驚愕して辞めてしまいました。すごく優秀で幹部候補だったのですが。

 

その金融改革を目の当たりにして、私は銀行が世の中にどれだけ必要なものか知り、2度とバブルのころのような放漫融資をしないでほしいと思ったものです。

 

あれから15年以上。現状はどうなっているかというと、日銀が国債を4割を保有金利はマイナス。

銀行は融資でほとんど稼げない状況に。

とにかく融資額を増やすしかないので、審査とかユルユルに。

現在の住宅ローンの変動金利は0.46%とかだったりしますから。

 

とにかくお金を借りてほしくて、カードローンとかリボ払いとか。

今や、全部メガ銀行の参加ですよね。

私は手を出さないけど。誰でも貸してくれるみたいですね。

 

ほとんど無審査に近い理由は、保証会社の存在があるからです。

なんだけど、保証会社が、やはりメガの傘下だったりして。全然意味がいないよね。

 

そんな状況。

ところで2008年のリーマンショックの話に戻るけど、あのときは、サブプライム低所得者に、高い金利で貸し付けた債権)が破綻して、保証会社も同時に連鎖倒産して、大変なことになりました。

あのとき、日本がリーマンショックの影響が軽微で済んだのは、2003年に膿みをだしきって、不良債権がたまっていなかったことが、とてつもなく大きかった。

 

そしてリーマンから10年。アベノミクスになってからだけど。

日本の銀行は再び不良債権の火種をつかんでいるはずです。

 

カードローンの話もそうだけど、スルガ銀行のシェアハウス問題のように個人のマンション投資に多額の貸付もいずれ大きく問題になると思う。

 

そして景気が悪くなると、すごい勢いで不良債権がたまるんです。10兆円融資して3%が焦げ付いたら、3000億円の損失ですから。

 

そんでもって日本の銀行はまだいいんだけど。ドイツ銀行にはじまり、イタリアとか。かなりやばいことになっている。

よく知らないけど、多分リーマンの不良債権が残っているんじゃないかと思います。

推測するに、2003年の日本の銀行状態かと思います。

 

それと、銀行は、フィンテックの台頭などにより、銀行融資以外の道がどんどん増えて、ますます役割が減っていくようにおもいます。

この話はいずれするとして。

 

私は、経済の暴落は銀行の大型倒産からはじまると思っています。万歳したら終わり。

ドイツ銀行  大丈夫かね。